こんにちは。

松山友佳子です。

 

近年は独身男女が結婚をしたがらないという、

【嫌婚】と言う造語までメディアに登場してきました。

 

リクルートブライダル総研の調査によれば、

恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者は、

2019年では、23.5%と約4人に1人が婚活サービスの利用経験があり、

いずれの性年代においても利用経験割合が増加していることが特徴的です。

 

本当に【嫌婚】傾向になっているという報道にはいささか疑問を抱かざるを得ません。

 

「結婚したくて婚活始めたけど、ピンとくる人に出会えなかった」

「必死で婚活したけどもう疲れたし、そこまでして結婚しなくてもいいじゃない」

「まぁ~、こんな時代だし、給料も安いし、貯金もないし、賃貸の小さなアパート住まいだし、

1人の方が気が楽でしょ」

 

「結婚?興味がないんですけど、何か?」

 

こんなふうに結婚しない理由を後付けしていくのではないでしょうか?

 

あまりにも短絡的でそこにはロマンがあるのでしょうか?

自分自らが、結婚に対し向き合いもせず、戦わずして敗退しているかのようです。

このような考えの人が増えてきたのが、

つまりは【嫌婚】と言う造語を生んだ背景ではないでしょうか?

 

よく引かれるデータですが、

国立社会保障。人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」のデータによれば、

「いずれ結婚するつもり」「一生結婚するつもりはない」の2択のうち、

前者を選択した独身男性の割合は85.7%、女性は89.3%という数値がでております。

そしてこの割合は、1987年時点から大きな変化がありません。

 

つまり何を意味するのかと言うと、

 

30余年前から変わらず、約9割弱の男女が

「良い人がいたら結婚しよう」と考えていることになります。

 

確かに婚活に踏み出すには、勇気が必要かもしれません。

だからと言って何も行動を起こさなければ、

あなたも【嫌婚派】に陥ってしまいます。

 

お見合い⇒仮交際⇒真剣交際⇒ご成婚

そう簡単にはいかないかもしれませんが、

婚活にとって大事なこと、それは諦めないことです。

 

そうしてこそ、多くのカップルが誕生していっているのです。

 

では、結婚するのが難しいと言われている30代後半、40代、50代の中で、

結婚出来た人たちはどのような人たちでしょうか?

 

それは、

とことん結婚することに執着をし、結婚できるまで異性に出会い続けた人たちなのです。

 

 

平成の終りころ、入会面談に訪れた武田嗣朗さん(当時44歳、仮名)も正にそんな一人でした。

身長は176cmの、ガッシリとしたスポーツマンタイプで、某不動産会社に営業職として勤務。

大学時代は体育会系柔道部の部活で明け暮れて、彼女を作る暇もなかったそうです。

 

社会人になってからは、彼女らしきものは出来るものの、

付き合っても2~3か月で関係が終わってしまうような付き合いが続いていたとのことです。

 

“いつかは結婚できるだろう”

“良い人がいたら結婚しよう”

と思っているうちに、

気が付いたら、40歳を超えていました。

 

少し前のことですが、

元号が令和に代わって、それと前後して、

“平成JUMP”と言う言葉がツイッターのトレンドワード1位となったようですが、

 

つまりは、

 

昭和生まれの人が、未婚のまま平成を飛び越え、

令和を迎えてしまったことを、

“平成JUMP”と言うのだそうですよ。

 

正に武田さんには、そのように連想させるものがありました。

 

正せば、

婚活に対して積極的にご自分から行動をしないということです。

 

折角意を決してご入会下さったのにも拘わらず、

良い人からお申し込みが入るまでじーっと待ち続けているのみです。

 

お申し込みが沢山入ってくるほど、とびっきり条件の揃った方でしたら問題はないのですが・・・

 

こちらから、「お申し込みを入れましょうね」と何度も繰り返す呼びかけに対して

ようやく重い腰を上げて下さるような状況が度々続きました。

 

早くも8か月の月日があっという間に流れていき、

お見合いは数回、交際になることもままありましたが、

交際2回くらいで、あっけなく終了になっていました。

 

結婚したいという気持ちがあるのかないのか、

このままだと【嫌婚派】に陥ってしまうのではないかとさえ思い悩み、気持ちが沈みました。

 

原点に戻ってまで確かめねばならないと感じたものです。

 

 

結婚をしたいのでしたら、

「とことん結婚することに執着をし、結婚できるまで異性に出会い続けましょう!」

 

通常の方に比べて圧倒的にお見合いの数が少ないのです。

大よその会員様方は平均して、月に6回くらいはお見合いしています。

 

「武田さんは8か月で6回くらいですよね」

「私と一緒に本気でお相手を探しましょう」

「そのための努力でしたら、苦労を厭わないですよ」

 

私の切なる思いが届いたのか・・・

それからです。

 

武田さんが本格的に動いて下さるようになったのは。

 

お申込数が増えると、それに比例して、【承諾】も頂けるようになり、

お見合い数がグーッと増えました。

 

一番驚いたのはご本人です。

“お見合いがこんなに楽しいものだ”と・・・

気づきがあって、本腰を入れてくれるようになったのです。

 

やがてチャンスは平等に訪れました。

 

 

(真理さん・仮名)40歳、某商事会社で事務のお仕事をされている方です。

見るからに家庭的で、おとなしげな古風な感じがしますが、

その立ち振る舞いから、芯がしっかりした方だとお見受けしました。

 

勤務地が近いこともあり、仕事帰りにも、時間を見計らっては、

ちょくちょくデートしては、お互いの気持ちを確認し合っていたのですね。。

 

交際が始まって2か月位が経った頃でしょうか。

 

男らしく、そのものずばりのプロポーズだったらしいですよ。

 

真理さんは男気があり、頼りがいのある、優しい男性が好みだったようです。

 

武田さんは言うまでもありません。

私と二人で選んだ女性でしたから。

 

二人で夜遅くまで、選んでお申し込みをした方と出会いがあって、

めでたく成婚に至ったということを考えると感無量です。

 

弊社における婚活期間こそ短かったけれども、

いろいろ印象深かった会員様ゆえ、今でも思い起こしては心底エールを送っています。

 

武田さんは決して【嫌婚派】なんかではなく、

 

ただ、

 

時には悩みを共有し、寄り添い、

希望に見合う人を見つけ、

そして後押しをしてあげる人。

 

いわゆる、“おせっかいおばさん”が

必要だっただけのことです。

 

 

「いずれ結婚するつもり」

「良い人がいたら結婚しよう」と漠然と思っているあなた。

 

何よりも時間が大切ですよ。

今こそ決断の時です。

一緒に頑張りましょうね!!