こんにちは。

松山友佳子です。

 

願わくは　花の下にて　春死なむ　そのきさらぎの　望月のころ

 

現在で言う３月中旬以降の満月の日にあたり、

ちょうど桜が花盛りを迎える時期に死ねるのは幸せだなぁという意味合いがこもっております。

この詩をもって志村さんへ哀悼の意に添えたいと思います。

 

私にとって、かけがえの無い大切な人、

志村けんさんの命がコロナによって奪われてしまいました。

70歳 古希になったばかりのことです。

 

彼はエンターテイナーとしてどれだけの楽しみや、お笑いをお茶の間の皆様に届けて下さった方か、

はかり知れません。

彼の緻密なお笑いには、どこか哀愁が漂っていました。

 

私生活での彼は、とてもシャイで、人見知りの寡黙な方のようだったそうですよ。

 

「お笑いとは何ですか？」との質問に対して

「お笑いってよくわかんないけど元気とパワーをもらえるよね。」と仰って。

「笑ってるとさ、また頑張れると思えるじゃない」と。

 

それって本当に本当にいい言葉ですね。

 

志村さんが、取材で、ある長寿の方の百歳のお誕生日にインタビューしたときのことです。

「おばぁちゃん、お誕生日おめでとう！」と言っても、

おばぁちゃんから何の返事もなかったので、

志村さんが機転をきかせて、“ひとみ婆さん”の声色で同じことを言ったところ

「はいっ」とかわいい返事が返ってきたというエピソードがあります。

 

テレビであまりにも聞きなじみのある声だったので、知り合いのお婆ちゃんと勘違いしたのでしょ

う・・・

 

また、志村さんにはたった一人だけ文通友達がいて、知的障害を持つ方でしたが、

彼の書く詩は僕の一番好きな詩だと口ずさんでいました。

 

彼はどこまでも底抜けに優しい人でした。

 

正直言って、志村さんの病状が重篤と聞いてからは、

朝起きてすぐのスマホを開けるのが恐ろしかったです。

 

２０１６年に肺炎を患って入院していたこと、

1月に胃のポリープ切除の手術を受けていたこと、

がとても気になる要因でした。

何とかと、神様にすがる思いでした。

 

しかしその願いも虚しく、3月29日午後11時10分に天に召されました。

 

私は、彼の親でも、兄弟でも親友でも近所のおばさんでもなんでもありません。

ただの一ファンにすぎません。

しかし、大切な人を無くしたという思いに変わりはありません。

 

“たら、れば”になりますが、

もし、志村さんに正式なパートナーの存在が傍らにいましたら、

もう少し早い体調不良への対処が出来たのではないかと悔やまれるのは私だけでしょうか・・・・

 

「今こうして生きていることは、決して当たり前のことではない。」と

私は思いました。

 

誰もが、生きているだけで、周りの人に勇気を与えられる存在なはずです。

彼のように著名な方だけではありません。

 

婚活をお考えのあなたであれば、パートナーはまだいませんが、

お父さん、お母さん、兄弟姉妹、親友、職場の仲間、学生時代の友人など、

あなたを大切でかけがえの無い存在と思っている人はたくさんいるはずです。

そう考えると、今こうして生きていることってとても貴重で尊いことですよね。

 

新型コロナウィルス感染による、志村さんの死から直接学ぶことは、

 

☆コロナウィルスに感染した場合の怖さ。

☆不要不急の外出自粛の大切さ。

☆自分が今生きていることは当たり前ではないこと。

ということが言えると思います。

だとすると、『今、生きていること』に『感謝』しなくてなりませんね。

 

婚活者の方のケースに置き換えると、

このような状況のもとでも、あなたとお見合いするために出てきてくれたこと自体にも『感謝』です。

 

そのように考えることができましたら、

☆プロフィールの写真とのイメージが少し違って感じても

☆会話のフィーリングが多少合わなくても

☆服装があなたの趣味と少し違っていても

 

お相手に対してつまらなそうに、目も合わせない態度を取ることはないはずです。

 

そして、どんなお相手でも、

お相手を楽しませるような対応がとることが出来れば、

自然と良いご縁にめぐり会えると思います。

 

それにより自分の行動をほんの少しでも変えることができたら、

志村けんさんの死は無駄にならないと思います。

 

テレビをつければいつでもまた会えるような気がしてなりません。

 

日本一のコメディアンの志村けんさん。

人それぞれに思うところがあり、悲しみがあり、

 

そしてコロナの危険性のメッセージを

私たちに届けて下さった日本の宝物の志村けんさん。

あなたの功績は偉大なものがあると思います。

 

志村 けんさんのご冥福を心からお祈りしています。

 

 

 

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