こんにちは。

松山友佳子です。

 

今日は自分の顔に自信が持てない男性が紆余曲折の末、

掴んだハッピーストーリーをお話させて頂きます。

 

「しょせん女って、見た目で男を選びますよね」と言う男性がいるが、

それを言ってしまうマインドだからモテないのです。

 

結婚相談所に登録している女性は、

アイドルの追っかけをしているのではなく、

人生を共に歩むパートナーを探しているのですから。

性格の悪いイケメンよりも、

容姿が悪くてもムチャクチャ性格のいい人のほうが選ばれる。

 

結婚とはそういうものです。

 

「婚活男性の大半が話すことはまじめすぎて面白くない。

女性の前でよく見せたいという思いが強すぎて、

それが空回りしている。

女性ともっと自然にコミュニケーションが取れる方法を

習得したほうがいい」と

以前受けたセミナーで言っていたことを思い出しました。

 

何よりも重要視されなければいけないのが

徹底的なマインドの改良です。

 

まず、

①自分を否定しないこと。

 

②行動する前に悪い結果を考えず良い結果をイメージすること。

 

③これまでの固定観念を捨てて素直になること。

 

④どんなに最悪な親でも親に感謝すること。

(自分をこの世に生んでくれた、と言うその最低限のところで感謝すべきである)

 

 

Hさん38歳で年収550万円、歳の割にはむしろ良い年収です。

けれど、自分の顔にコンプレックスを持って、積極的になれない。

野球のホームベースのような版広なキャンバスに眼鏡をかけ、そこから小さく細いパーツが覗く、

愛嬌たっぷりのお顔です。

 

どうして、お見合いしてもうまくいかないのか、

交際することになっても1、2度食事をすると「お断り」が来るのか。

 

容姿が悪いからでも、着ていた服がダサかったからでも、

選んだ店やデートコースが失敗だったからでも、

そして男性がお茶や食事をおごらなかったからでもないでしょう。

もしそこに理由があったとしても、

それは断られる決定打にはなっていないはずです。

 

決定打になるのは、

男性が話す内容が受け入れられなかったからだと思うのです。

 

彼は顔の自信のなさから、下向き加減で話をする。

 

それがシャイの誘因となり、会話も一問一答になりがち、

 

当然のことながら、前向きな明るい話は出て来ない。

 

どちらかと言うと、職場での愚痴、社会環境への憂いが多く、

 

ケチくさいことを言ったりする。

 

それが彼の毎日の機微になっているのでしょうから。

 

またこのケースとは違いますが自信満々に自慢話をするのも良くないですね。

 

性格と言うものは、親の育て方、教育環境、今まで出会った人々、

社会環境などによって性格が作られていくと思います。

 

ここに彼が受け入れられなかった理由があるとしたら、

マインドの改良をしなければならないことを

Hさんに告げずにはいられませんでした。

彼は真摯に私の話にうなずき、

次からはそのような気持ちでお見合いに取り組んでみると

素直にも約束までして下さいました。

 

それから1~2か月経つと、まるで今までが嘘であったかのような

彼にもモテ期が訪れたのでした。

 

お見合いする人、する人すべてが交際希望になり、

一度に3人と交際するようになったのです。

嘘のような本当の話なんですよ。

 

3人とも【飲食3回の壁】も突破して、

そのうち2人と【真剣交際】に入ろうとしたとき、

【真剣交際】にする人は1人に絞って決めるよう促しました。

それが結婚相談所でのルールだからです。

 

さて、迷いました。

「どちらともそれなりの良さがあるので決められない」と

モテ夫君が言うセリフを、

顔をもたげて、正面切って言い放ちました。

 

 

それならば、

どちらの相手が自分に、より好感を抱いているかどうかの

見分ける方法を教えることにしました。

 

このような立場のお心当たりの方は試してみて下さいね。

 

“デートで手をつないで歩いているときに、

相手の手をキュッキュッとやったら

相手もキュッキュッと返してくる。

それは好意がある証拠だから、その先に進める”と。

 

Hさんは興味深く話を聞いて下さいました。

 

 

成功のカギは、

やはり学んだことを素直に受け入れて、

自分(マインド)が変われたかどうかだろうと思う。

うまくいかなくてもそこであきらめずに、

果敢に前に進む行動こそが大切なのです。

その後【真剣交際】に入り、

一か月以内に成婚退会しました。

 

ふたりで事務所にあいさつに来たとき、

彼女にHさんのどこがよかったのかを聞いてみたところ、

「私の話をよく聞いてくれる人です。

上からものを言わないし、

私のぺースに合わせてなんでも進めてくれたんですよ。

一緒にいて、自然体でいられて居心地が良かったんです」

 

結婚を決めた理由として、

当然のことながら、顔の話は一切出て来なかった。

 

彼女は33歳、

落ち着いた雰囲気の中にも、

明るく、謙虚で、

とても親しみやすい雰囲気を持っている素敵な女性でした。

 

Hさんも彼女に対し同じ思いを抱いているようでした。

インタビューに応えた時の顔をすかさず見ると

メガネからのぞく糸のような目が、半円形になって笑っていた。

 

悩みぬいた婚活時代は後で楽しい思い出に変わることでしょう。

 

ふたりともお幸せに!