こんにちは、

松山友佳子です。

年収390万で、結婚できますか?
7月のある日、博之(仮名、37歳)さんが、面談にやってきました。身長は174㎝あり、スラリとした体型で、ごく普通のサラリーマンの風貌。面談ルームの椅子に座ると、開口一番にこう言いました。

「ずっと1人で生きていこうと思っていました。実家の両親や弟を見守りながら、生活していける金が稼げればいいや、って。でも、緊急事態宣言期間中に、これからの生き方を考えさせられる出来事があって……」

博之さんは、運行会社で観光や商業用の車をコンピューターで管理し、配送を手配する内勤をしていた。

ある日、出社すると社内がざわついていた。

50代男性社員が自殺したというのです。
その数週間後、また1人の自殺者が出ました。

「今度は首吊り自殺でした。やっぱり50代で独身。仕事がなければお金も入ってこない。そんな中で、生きていく力を失ってしまったんでしょうね。こんなことが立て続けに起こって、やりきれない気持ちになりました」

2人の死に、思いました。“もしも彼らに家族がいたらどうしただろうか”、と。愚痴をこぼせる妻がいる。これからの未来を生きようとしている子どもがいる。側にいる家族の姿を見て、何か自分にできるアルバイトを探したかもしれない。家族の頭数分の給付金を国から受け取り、少しの間はしのげたかもしれない。

そして、自分が独身のまま50代になったら、どうなっていたのかを考えた。

「20歳前後の頃、2歳の子どもがいた4つ上の女性と付き合っていたんです。数か月だったけれど、彼女の家に転がり込んだこともあった。そのときのことが懐かしくなって。人と一緒に暮らすって煩わしいこともあるけれど、楽しいことも多かったな、と。それで、40歳を前にした今、もう一度真剣に結婚を考えてみようと思ったんです」

こう言いながらも、1つの迷いを口にした。

「僕は、年収が390万円しかないんですけど、お見合いで結婚できますか?のカンパネラのブログ記事に出てくる人たちは、男性の年収が高い人が多かったから」

37歳で400万円位は、平均年収ですよ。今は夫婦共稼ぎの時代だし、何の問題もありません。普通の年収の人が普通の結婚をしていくほうが多いのですよ」

こう言うと、ほっとしたように言った。

「それを聞いて安心しました。これまでの人生を考えると、この年収を稼げるようになった今の自分は、上出来だと思っているんです」

そして、これまでの歩んできた道のりを語り出した。

無駄使いする方じゃないんでバイトの金も溜まっていたから、その金でコンピューターグラフィックを学べるデザイン系の専門学校に通い出しました」

そして、専門学校を卒業後は、夫婦が営む小さなデザイン会社に就職をした。

そして、就職した会社で働きながら、ニコ動やユーチューブへの配信も始めた。自分のオリジナルのキャラクターを作って、売り出したいという夢があったからだ。しかし、30歳を目前して、夫婦が手掛けた大きな仕事が失敗をし、会社は負債を抱えて倒産してしまった。

職も失い、借金も背負い、働かざるをえなくなった。そうした中で就職活動をしていたときに、たまたま試験を受けた大手通信会社に再就職が決まった。仕事が始まってみると、大手というだけあって働く環境も整っていたし、給料もよかった。

仕事にまじめに取り組み、成果もあげることができた。それが評価されて、31歳のときに勤めていた支社から本社への栄転が決まった。

「それまでは会社が地元にあって電車に乗ることもなかったんです。ところが、本社は自宅から電車で1時間ちょっとかかる場所にあった。満員電車の通勤を始めて1カ月が過ぎた頃、体調がおかしくなったんです。人の匂いとか、体と体がくっつく圧迫感に息苦しくなって、2、3駅電車に乗ると降りてしまう。会社に行けなくなりました」

「会社に期待されての栄転だったので、プレッシャーもあったのかもしれません。医者に相談したら、『今の環境を変えるしかない』と言われました。元の職場の上司に相談をして、『こちらに戻してくれませんか?』と頼んだのだけれど、『推薦して紹介をしたばかりだし、今は本社に言い出せないから、一定期間は向こうで働いてほしい』と言われました。結局、つらくて仕事を辞めてしまいました」

頑張って立て直したはずの人生だったのに、大きな挫折を感じた。もう無理をするのはやめよう。普通の生活をしていけばいい。その後は、派遣社員で仕事を転々としながら、安アパートで食費を抑える生活を送っていた。

挫折を糧にして前に進んだ人間は、強い

「以前会社の50代の独身男性が2人、続けて自殺したときに、自分の人生を振り返ったんです。“何度かどん底に落ちて、死にたいと思ったことがあったな”って。でも、そんな自分を踏み止まらせたのは、実家の親や弟の存在でした。親は元気なんですよ。

でも、弟は大学時代に、何があったかはわからないのだけれど、引きこもりになった。大学も途中で辞めてしまったんです。今は実家で親と暮らしていますが、人と関わりたくないから、夜中に商品配送をする工場で働いている。もし自分が死んだら親にも迷惑がかかるし、親が老いて死んだ後に、弟はどうなるのかと。親に迷惑をかけたくない、弟を見捨てられない。そんな気持ちがあったから、どん底に落ちても踏ん張れたんだと思います」

ここまでの話を聞いて、私は博之さんに言いました。

「挫折を乗り越えてきた人間は強いですよ。『いろんなことがあったのに、今社員としてこれだけ稼げるようになった自分は上出来』と、自分に言えることが素晴らしい。

婚活にとって一番大切なことは、自分を肯定してあげることです。自分のことが好きでない人間が、他人を好きになれるはずがない。博之さんは、いろいろな経験をしてきているからこそ、傷ついた人の気持ちもわかるし、人にも優しくなれるのだと思います。これから婚活を、頑張っていきましょうね。私も精一杯サポートしますよ」

生きていくうえでの経験に無駄なことは、何一つない。失敗も痛い思いも、それを糧にして好転させられる力があるかどうかで、人生の明暗は分かれる。

婚活においても、そうです。「結婚できる」と信じて会い続けている人は結婚できるし、「自分は条件が悪いから」「結婚できずに残っているのはヘンな人ばかり」「相談所は何もやってくれなかった」と、できない理由を探している人は、永遠に結婚できない。

数カ月後に、博之さんの成婚物語がここに綴れることを、私は信じています。

――松山友佳子

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